英検準1級不合格になった場合のモチベーションの保ち方

英語学習

こんにちは!英検準1級を受験していると絶対避けては通れないのが、試験の合否です。
誰しも試験は1回で合格したい、それに向けて努力をしていても、不合格になる場合があります…。
私も2回不合格になっていますが、不合格のショックはなかなか慣れないものでした。
私自身の経験ベースですが、気持ちをどう切り替え、次の試験に向けてモチベーションをどう保ったかをシェアしていきます。


1. まずはねぎらい、褒める

不合格になると、「自分のどこがダメだったのか」と反省するあまり、自分自身を責めてしまうことが起こりがちです。ですが、これは次の試験へのモチベーションを下げる恐れがあり、あまりメリットはありません。
決して安くはない受験料ですし、人によっては進学や就職、転職活動など今後の人生に大きく関わっている場合もあります。プレッシャーがかかっている分、うまくいかなかった時のショックは相当です。
しかし、結果はひとまず置いて、挑戦し努力した自分を思い切り褒めて、ねぎらうことが大切です。
そうすると、次に何をすべきか、具体的に考える余裕が生まれます。


気持ちが落ち着いたら、試験を受ける前後で、できるようになったことを紙に書き出すと、試験の結果だけでは測れない英語の成長を実感しやすいと思います。
例えば私の場合は、英検を通して語彙が一気に増えたおかげで、以前よりも読める洋書の種類が広がり、英語の勉強がより楽しくなりました。どんな些細なことでも、成長した部分に目を向けると、前向きな気持が湧いてきます。


2. 合格への過程だと捉える

不合格になると、落ち込んだり自信をなくしたりして、受験をやめてしまおうかと弱気になることもありました。ですが不合格だとしても、「気づきと学び、ハウツー」といった貴重な情報と経験が蓄積されていきます。例えば、ライティングを本番で解いて、仮に結果が振るわなかったとしても、この分量・表現でこれくらいの点数かと感覚が掴めます。次回の受験時に、その経験があるだけで試験中の心の余裕にも繋がります。また、受験で得られた気づきで「優先してするべきこと」が具体的になり、合格に近づきやすくなります。

違う観点では、勉強の成果は時間に対して比例的に伸びるのではなく、ある時点から指数関数的に伸びると言われています。「頑張っているのに結果が出ない」と感じたときは、見えないところで力を貯めている状況だと思うようにしていました。もし、先が見えない不安や苦しさを抱えた時は、この成長曲線をぜひ思い出してみてください。


3. 別の資格にチャレンジする

英検準1級の合格が急ぎでなければ、TOEICやTOEFL、IELTSなどの別の試験に挑戦するのも有効です。これらの試験には特有のスキルやテクニック(スキミング、スキャニングなど)があり、それらを身につけることで英検準1級にも役立ちます。加えて、その試験ならではのトピック、関連する語彙にも触れられるので、背景知識や単語力の強化にも繋がります。実際に受験するかは別として、対策本を読むだけでも、様々な気づきや学びが得られます。

私自身、TOEICで800点の壁をなかなか超えられず、700点台をウロウロする(時には600点台まで落ちることも)状態が続きました。一度勉強方法を見直そうと思い、TOEICの受験はしばらく休みました。
その過程で英検準1級に挑戦したところ、これが英語力の底上げに繋がりました。
そこで、再びTOEICを受験したところ、 2022年2月に755点を取得して以来、伸び悩んでいたスコアを
810点まで伸ばすことに成功しました。
遠回りかもしれませんが、視点を変えると思わぬ結果に繋がると実感した出来事でした。


4. 勉強から少し離れる

不合格が続くと気持ちがふさぎ込み、モチベーションの低下につながる恐れがあります。
先が見えず不安で勉強に手がつかないときは、一度勉強から離れてリフレッシュをするのも手です。
例えば、美味しいものを食べに行く、気分転換に出かける、娯楽を楽しむなどが挙げられます。

もし勉強から遠ざかるのに少しでも抵抗がある場合は、英語のゲームや漫画などを普段から用意して、どうしてもやる気が出ない時にどっぷり浸かるのも手です。
これなら、罪悪感も少なく気分転換もできて、一石二鳥だと思います。

私の場合は、息抜き用にSteamで英語版にも対応したゲーム(FFやインディーズゲームなど)を
セールでまとめ買いしていました。
そして、攻略したゲームを足がかりに、Wikipediaを英語で読んだり、英語のゲーム実況を視聴したり、攻略サイトを探すなど、息抜きに行っていました。結果として、英語で何かを調べるといった心理的なハードルを下げる役割を果たしてくれました。
さらに、もし今後海外に行くことを考えた時に、こういったエンタメは会話のきっかけにもなりますので、実益があってオススメです。


5. 受験者のブログを読む

他の方の体験談を読むことで、共感したり、解決策を見つけたりすることができます。
その方がどのように課題を解決したのかを知ることで、次回に向けた具体的な計画を立てる際に、
参考になります。


6. 初心・目的を思い出す

不合格が続くと、勉強に全く手がつかない、思ったような結果が得られず、自暴自棄になる場合もあるかと思います。その時に『そもそも、なぜ英検を受験しようと思ったか』と原点に戻ると、解決の糸口が見つかる場合があります。

7. 分析と具体策の設定

1~6を通して、気持ちの整理ができたら、次回への課題を振り返りました。
記憶が鮮明なうちの方が、ベターです。

試験中に気付いたこと、体調・気持ちの変化など些細なことでも良いので、思いつく限り挙げていきます。
それを元に『何ができて、できなかったのか』をノートやパソコンに書き出しました。
そして、できた/できなかった原因と理由を、自分なりに分析し、整理しました。
体調・気持ちの変化を知ることも、次回の試験でベストコンディションでいるために、
日々をどう過ごしていくかを考える上で、重要な情報になります。
こうした振り返りは苦手分野の洗い出しや、設定した目標・タスクの方向性にズレがないか確認できたり、成長を振り返られたり、今後の戦略を立てるのに役立ちました。

その他にも、次回の試験で合格点を取るには何を優先して、何を捨てるかを決めていきました。

私の場合、

「リーディングで時間が足りなかった」ので、
『処理速度を上げるために多読を取り入れる』

「短期間の対策で得点源になりやすいものは?」と問い、
『リーディングとライティングで得点を稼ぐ』

といった様に、対策と方向性をざっくりと決めていきました。
そこから1ヶ月(大目標)と1週間(中目標)を設定して、具体的な1日(小目標)の
タスクに落とし込みました。

参考にした本は、
東大式 目標達成思考 「努力がすべて」という思い込みを捨て、「目標必達」をかなえる手帳術
です。上記の本から取り入れやすいエッセンスを抽出して、自分のスタイルに合わせて行っていました。具体的には、3日行ってその方法が正しいか、こまめに現状分析を心がけました。
目標の立て方に関する書籍は他にも色々ありますので、いくつか試してみるのも面白いです。


8. 一旦、仕切り直すのもあり

どうしても合格できる気がしないとき、それによって気持ちが追い込まれているときなど、
一度受験から離れるのも手です。
英検は逃げませんし、諦めない限り合格するチャンスはあります。
納得の行く英語力がある程度ついてから再チャレンジするのも有りだと思います。


いかかでしたでしょうか。不合格になるのはショックですし、私も先が見えない状態で
試験勉強の手がつかなくることもしばしばでした。
ですが、自分の勉強スタイルを試行錯誤し続けた結果、無理なく続けられる学習方法を身に付けました。
これも不合格になり立ち止まって現状分析をしたからかと思います。
もし不合格になりこのブログを読みに来られた方は、一度立ち止まってみることで、
何かアイディアがひらめくかもしれません。応援しています!

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